事業利回りの計算


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不動産投資と比較した事業利回りの計算

投資家は不動産投資と比較して事業利回りを計算するのが普通です。表面利回りだけを見ると、太陽光発電は圧倒的に優れた利回りになります。もちろん、すでに出来合いの物件を買う場合と、今回のプロジェクトのように施主が一から手作りで行う場合ではコストが違います。大まかに言うと、売電価格21円の場合、今回のプロジェクトは年間92,000㎾ほどの発電になり、売電価格は約194万円ほどです。投資金額はすべて合わせて消費税込みで2225万円でした。単純計算すると20年間の年表面利回りは8.7%になり、不動産投資が3~4%(東京都内)ですから圧倒的に有利な投資になります。出来合いを購入する場合でも2700万円(場所によって違います)ほどの購入価格ですから、7.1%位の利回りになります。太陽光発電は一見魅力的です。

しかし、考えておかなければならないのは、20年たつと太陽光発電は売電価格が7円ほどに下がり年間60万円ほどの売電収入にしかなりません。不動産、例えばマンションは20年たっても家賃収入はほとんど変わりません。また不動産は価値は落ちても売却でき、投資額元本がかなりの部分回収できます。よって、30年のスパンでみるとどのくらいの差があるのでしょうか。

 

今回のプロジェクト 投資額2225万円、20年間の収入3880万円、その後10年600万円、売価0円、30年間の総収入4480万円、利回り101.3%

出来合いを購入   投資額2700万円、20年間の収入3880万円、その後10年600万円、売価0円、30年間の総収入4480万円、利回り63.5%

東京の1Kマンション購入 投資額3000万円、20年間の収入2400万円、その後10年1200万円、売価2000万円、30年間の総収入5600万円、利回り86.6%

になります。

(この数値は保証されるものではありません。また経費の掛かり方が違いますので詳しくはコンサルタントにご相談ください。また、30年で資産を売却すると仮定し、劣化の影響は考慮していません)

 

30年のスパンで見ると、当プロジェクトは東京で不動産投資をするよりは高い利回りになっています。しかも投資金額は少なくて済んでいます。さらにもし太陽光発電で、20年後、土地の有効利用が考えられれば、例えば宅地として売却する、などできれば太陽光発電は圧倒的に高い利回りになります。

コンサルタントの役割

コンサルタントはこの事業利回りについて詳しく算出して資料を作成してくれます。

実際の投資価値はIRRという指数を使って表します。これは簡単に言うと将来の収入の現在価値(割引価値)です。この%が高いほど有利な投資になります。当プロジェクトは7%ほどになりますからかなり有望な投資です。銀行預金などは利子がないに等しいので0.1%にもならず有望な投資とは言えません。投資価値の計算はわかりにくいのでコンサルタントと十分に相談するのがよいと思います。

 

ご注意:これらの数値は保証されたものではありません。また、投資勧誘をするものでもありません。投資家はあくまでご自分のリスクで慎重な計算を行われたうえで投資されるようにお勧めします。上記数値をもとに投資をされても当プロジェクトの施主、コンサルタント、EPCは一切の責任を負いません。