行政書士/司法書士の役割

行政書士の役目

農地は国の政策で食料自給率を維持、向上させるために農家間でしか売買できないようになっています。このため、まず農地転用の申請をして許可をもらわなければ農地は売買できません。農地転用を農業委員会に申請するのは行政書士の役目です。そして転用が認められれば地目変更の登記をしてくれます。

農地は、農家の高齢化、後継者不足で耕作放棄地になっていることが多いのが実情です。これらの地域の実情を一番よく知っているのが地元の行政書士です。耕作放棄地を何とかしたいという熱意に燃えている行政書士もいます。農業委員会とのパイプが太いのも行政書士です。行政書士には地元を良く知っている人を選ぶと処理がスムーズに行きます。

司法書士の役目

行政書士が農地転用を終え、地目が変更された登記が終わると、実際の売買が行われます。売買完了後に移転登記をするのが司法書士です。これも地元の司法書士を選ぶことをお勧めします。

親しくなれば地元の土地の情報や、誰が売りたがっているとか、所有者が誰かなどの情報を得ることもできます。但し、守秘義務がありますからそれを超えて開示されることはありません。