概要設計


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概要設計の必要性

通常はIDが取れなければEPCも概要設計をしてくれません。しかし、土地を見つけ、どのようにパネルが設置可能か判断し、発電量の概算のシュミレ―ションを行い、事業化は可能か判断し、土地の地質調査をしてパイルの打ち込み方法の検討、電柱の設置場所、などを確定しなければ、具体的に測量するなどプロジェクトの次工程に進めません。このため、概要設計を行う必要が出ますが、IDの取得を待ってから行動するのでは3か月近くを無駄にしてしまいます。

このため、コンサルタント会社に大まかなパネル設置の位置や枚数を図面上に置いてみる概要設計をしてもらいます。これにより、何より重要な地質調査ができます。上の図のNo.1~No.3の数字は地質調査のボーリング地点です。これによりボーリングの結果、地下2mのところには小石があることが判明しました。元が田だった場所は水はけを考えてほとんどの場所に小石があるそうです。ここは深さがあるのでパイルの打ち込みが可能であるとの結論になりました。また、土地は粘土質とのことで、土砂崩れが起きやすい真砂土はないことが判明しました。

また、敷地の広さから何枚ぐらいのパネルを敷設できるかがわかります。これにより、発電量を推測でき、売電料金を予測可能になります。

このように概要設計は、結果的には最終設計(実際設計)とはまったく配置図は違いますが、経営判断上の重要なプロセスです。